お子さまの歯の健康を守りましょう

お子さまの歯の健康を守りましょう

私たち大人とは少し違った特徴を持つ、お子さまの歯。特にやわらかい乳歯は虫歯になりやすいため、親御さまがきちんとケアをしてあげる必要があります。また、お子さまのうちから、歯医者に通う習慣を身につけておくことも大切です。栃木県足利市の歯医者「なかたに歯科」では、お子さまが歯医者嫌いにならないような対応・環境づくりを心がけております。

お子さまの歯を虫歯にさせないために

お子さまの歯を虫歯にさせないために

大人の歯と子どもの歯では、異なる部分があります。お子さまの虫歯予防のために次の4つのことをぜひ覚えておいてください。しっかりと親御さまが虫歯予防に取り組んで、お子さまの歯を守っていきましょう。

「乳歯」は虫歯になりやすく、虫歯の進行も早い

お子さまの乳歯はエナメル質が薄く、非常にデリケートです。永久歯よりも虫歯になりやすいうえに、虫歯になると進行のスピードもとても早い点が特徴です。「乳歯だったらそのうち生え変わるから、虫歯になって関係ないのでは?」と思われるかもしれませんが、生えはじめの永久歯が次々に虫歯になってしまったり、歯並びに問題が生じたりする場合もあります。永久歯の虫歯はお子さまの将来の歯の健康に大きく影響する問題なのです。

気づきにくい、乳歯の「白い」初期虫歯

虫歯についてのイメージを聞くと、きっと多くの方が黒や茶色に変色した歯を想像されるでしょう。しかし、実は乳歯の初期虫歯では白くなることが多く、そのため親御さまが初期虫歯に気づくことができないケースも珍しくはありません。そして、乳歯のこの白い虫歯は進行がとてもはやく、見逃してしまうとあっという間に虫歯がひどくなってしまいます。

「だらだら食べ」で高まる虫歯リスク

食べている間は機嫌が良いというお子さまは多いので、つい時間を気にせず食べさせてしまうという親御さまも多いのでは? しかし、時間を決めない「だらだら食べ」は虫歯リスクを一気に高めてしまいます。お口の中に常に食べ物があるのは、虫歯菌にとってはとても好ましい状態です。食事やおやつはきちんと時間を決めておき、食後にはしっかりとブラッシングする習慣をつけましょう。

親御さまの「仕上げに磨き」がカギ!

小さなお子さまは、当然ながら適切なブラッシングや自身でのケアはできません。磨き残しを放置することがないように、親御さまがしっかりと仕上げ磨きをしてあげてください。

【仕上げ磨きのポイント】

【仕上げ磨きのポイント】

Point 1

歯ブラシのヘッドは小さいものを選ぶ

Point 2

ゆっくり、丁寧に磨く。もしお子さまが動きたがるようなら、手鏡を持たせて一緒に仕上げ磨きの様子を見ながら行うと興味を惹かれて楽しみながら仕上げ磨きをさせてくれることも

Point 3

歯の裏側までしっかり磨けるように、膝の上にお子さまの頭を手前にして寝かせる

Point 4

歯を磨く順番を決めることで、磨き残しを防ぐ

Point 5

特に生えはじめの6歳臼歯は非常に虫歯になりやすいため、念入りに仕上げ磨きをする

お子さまを歯医者嫌いにしないために

一度歯医者で怖い思いをしたり、歯医者が嫌いになってしまったりすると、お子さまは歯医者に行きたがらなくなります。すると痛みや症状があるにもかかわらず、我慢してしまうことも。虫歯や歯周病の放置は治療を困難にし、歯を失うことにもつながります。そうならないために、親御さまも、そして私たち歯科医院も「お子さまを歯医者嫌いにしないため」に工夫をしなければなりません。

【治療前のトレーニングを行っています】

【治療前のトレーニングを行っています】

足利市のなかたに歯科ではお子さまが歯医者嫌いになることを防ぐため、治療前のトレーニングを行っています。お子さまの年齢に合わせ、歯の健康を守るために大切なことやどういった習慣が歯の健康維持につながるのかをお話します。

また、お子さまの治療ではできるだけ恐怖心や不安を取り除く工夫をして、信頼関係を築いてから治療をはじめるよう、丁寧でやさしい対応を心がけておりますので、どうぞ安心してお子さまと一緒にご来院ください。お子さまのお口のことに関する親御さまからのご相談も大歓迎です。

妊娠中からはじめる、お子さまの予防治療

妊娠中は、つわりやホルモンバランスの変化によって、口腔内環境が悪化し、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。妊娠中に起こる変化は、以下の通りです。

つわりの開始 つわりがはじまることによって、規則正しく決まった時間に食事をとることが難しくなり、少しずつ時間に関係なく食べてしまう状態になりがちです。また、歯ブラシを口に入れることが辛くなってしまい、十分なブラッシングができないことも。
ホルモンバランスの変化 女性ホルモンには歯周病菌の増殖を促すという特徴があるため、妊娠して女性ホルモンの分泌量が増えると、歯周病リスクが高まります。
唾液の減少 唾液には口の中の自浄作用がありますが、妊娠すると唾液の分泌量が低下する傾向があり、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
免疫力の低下 妊娠中は免疫力や抵抗力が低下するため、口腔内の細菌が増殖しやすくなります。

上記のような妊娠中の変化によって虫歯や歯周病リスクが高まるため、普段よりも丁寧なケアを行うことが重要です。

妊娠性周囲炎にご注意ください

妊娠性周囲炎にご注意ください

妊娠中に気をつけていただきたいのが、「妊娠性歯周炎」という病気です。症状は歯周病と同じようなもので、妊娠中期の妊婦さんの場合、半数以上がこの妊娠性歯周炎にかかっているとも考えられています。きちんと処置をほどこせば重症化の心配はありませんが、放置すると早産や低体重児出産といったトラブルのリスクを高めるので、歯科医院の定期検診を受けるなど、未然に回避する対策が必要です。

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